現代のコンピュータは、ディスクとも呼ばれるドライブを使用してデータを保存します。システムに保存できるデータ量は、結局のところディスクのサイズや容量によって制限されますが、ほとんどのデスクトップシステムでは複数の内蔵ディスクを使用できます。外付けディスクも利用可能で、コンピュータにデバイスを物理的に取り付けることなく、ストレージ容量をさらに拡張することができます。外付けディスクには、携帯性という利便性もあります。
これらのドライブは内蔵であれ外付けであれ、何らかの方法でシステムに接続する必要があります。前述したように、外付けドライブはUSBやThunderboltポートなどの外部ポートに接続するだけでいいですが、一方、内蔵ドライブはIDEやSATAポートなどの内蔵ポートに直接接続する必要があります。
IDE
Integrated Drive Electronicsポートとしても知られるIDEポートは、1986年にコンピュータに導入されました。現在も使用されている最も古いポートの1つであるIDEポートは、一般的に古いハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、CD / DVD / Blu-Rayドライブ用です。IDEインターフェースは非常に信頼性が高く、そのため長年使用されていますが、最大データ転送速度は133MB/秒です。当リストの他のポートと比較すると、この程度の速度では今日生成されるデータ量を処理するには十分な速度とは言えません。
SATA
シリアルATAポートは、以前のIDEおよびPATAポートの改良版として2000年に導入されました。SATAには多数のレベルがあり、それぞれデータ転送速度の高速化に対応しています。
SATA Iの性能はIDEインターフェースと同等ですが、SATA IIとSATA IIは圧倒的に高速です。高画質動画やオーディオファイルの人気を考慮すると、これらの最新インターフェイスはファイルのダウンロードやコピーにかかる時間を大幅に減らすことができます。
USB
IBM PCユーザーで外付けドライブを接続したい場合、USBしかありません。SATAと同様、USBにも様々な規格(レベル)があり、長い時間をかけて開発されてきました。また、デバイスの全体的なデータ転送速度にも対応しています。
最新のUSBドライブは驚くほど多機能です。USBポートに直接差し込むサムドライブやUSBケーブルでUSBポートに接続する本格的な外付けドライブなど、様々な種類があります。選択肢が多いので、ご自分のニーズに合ったUSBドライブを見つけるのは簡単です。
Thunderbolt
多くのmacOSユーザーはUSBポートも外付けストレージとして活用していますが、macOSには外付けハードドライブやその他のデバイスを接続できるThunderboltポートも用意されています。Thunderboltポートにも様々な規格があり、それぞれ従来よりもデータ転送速度が向上しています。